JIIA中期需要予測

 このたびインターホン工業会として、本年度から中期需要予測をまとめましたので、ホームページに掲載することにしました。
 分類として、大きく国内、輸出と区分し、国内の中を住宅用、業務用と区分、更に住宅用を集合住宅と戸建住宅と区分して予測しております。
  尚、この中期需要予測は、短期的変動要素を考慮せず予測しております。

1.予測結果

 インターホンの予測結果は図1、表1に示すとおりである。これによれば2012年度の総需要(予測統計ベース)は949億円が見込まれ、2006年度実績782億円に対し1.21倍、この間の年平均変化率は103.3%と予測される。

図1
図1

 

年度 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 '12/'06比 年度
平均
変化率
(%)
総合計 782 821 846 873 898 924 949 1.21 3.3
輸出 48 55 61 67 72 77 81 1.68 9.0
国内 734 766 785 806 826 847 868 1.18 2.8
  業務用 87 91 91 91 91 91 92 1.06 0.9
住宅用 集住 310 342 359 377 391 407 422 1.36 5.3
戸建 338 334 335 339 344 349 355 1.05 0.8

※ 国内数字については端数処理により合計が合わない年度があります。

表1

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2.需要動向

(1) 国内

  • 国内インターホンは、業務用、戸建用、集合住宅用の3分野に区分されるが、国内全体で2006年度は実績で734億円、前年比6.1%、2007年度は予測で766億円、前年比4.4%を見込む。
  • 業務用インターホンはナースコールとその他の業務用インターホンに区別される。中でも業務用インターホンの大半 を占めるナースコールは、国の医療政策に左右され新設病院も減少するものの、ここ数年は横這い状態。今後も新設病院の増加は見込まれず、リニューアルや介護施設への展開等で、わずかな増加を見込む。また、その他の業務用インターホンは特注物件も含め市場の変化が少なく、長期的にはあまり需要拡大は見込めない。業務用インターホン全体として、2012年92億円、年平均変化率0.9%を予測する。
  • 戸建用インターホンは、この数年、防犯意識の高まりで新築市場でのカラーテレビドアホンの採用や既築市場での買い替え需要が増加した結果、需要拡大を継続してきたが、カラーテレビドアホンの低価格化が急激に進み、ほぼ横這い状態となってきた。更に、建設市場の中長期予測でも新設住宅着工戸数は徐々に減少することが予測されている。インターホンは低価格の単機能から、セキュリティ機能搭載、セキュリティ機器や他機器との連携等の高機能化が進むことが予想され、新設住宅着工戸数は減少するが、既築住宅での買い替え需要により、2012年355億円、年平均変化率0.8%を予測する。
  • 集合住宅用インターホンは、防犯意識の高まりやマンション建設ブームにのって、戸建用インターホンと同様に市場拡大が進み、現在も継続している。但し、戸建用インターホンと同様に新設マンションの増加が見込めないがリニューアル市場が拡大することが予想され、また、マンション全体のIP化の波にのり、緊急地震速報対応等の高機能化が更に進み、2012年422億円、年平均変化率5.3%を予測する。
  • こうした背景から、国内市場として、2012年868億円、年平均変化率2.8%を予測する。

(2) 海外

  • 2006年度は、実績で48億円、前年度比26%、2007年度は予測で55億円、前年比14%を見込む。
  • 業務用はテロ対策などのセキュリティ商材として、事務所向け等に販売が伸びている。戸建用インターホンや集合住宅用インターホンも国内同様に、テレビドアホンのカラー化の拍車が予測され、市場拡大が見込まれる。こうした背景から、2012年81億円、年平均変化率9%を予測する。

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3.技術動向

 インターホンは、安心・安全・快適を求めて進化しており、画像処理技術(圧縮・伸張・高画質等)、セキュリティ性能向上技術(ズーム、広角、逆光補正、画像認識等)、ワイヤレス技術等が更に採用され、また、今までは宅内のみだったのが、PLC応用技術やIP化によりネットワーク化が進み、他機器との連携や宅外との通信等、更に高機能化が加速されると予想される。

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中期需要予測